グルメの国香港の、普通の家庭での食卓はどんな感じなのでしょうか?
香港人主婦から一般的な家庭での食事風景を教えてもらいました。 朝から晩までこんなものが食卓に並びます。 (朝食はやっぱりおかゆ) 最近はパンを食べる家庭も増えてきたそうですが、やっぱり一日の始まりはおかゆです。 夜準備しておくか、朝早くおきて主婦は家族のために白粥をつくります。 保存食のザーサイや油條を切ったものをおかゆのトッピングすることが多いそう。 また、香港では朝早くから麺屋さんも開いていてそこでお粥も食べられます。 (お昼休みは1:00~2:00) 日本と違って香港の企業のお昼休みは1時からのところが多いです。 香港の人は外で働く人も、おうちにいる人も、ワンタンメンなどの麺類、油鶏飯や叉焼飯など焼味(さまざまな肉のやきもの)をご飯の上にのせたどんぶりものなどをよくテイクアウトします。 たくさんのレストランや軽食店が店頭で外買(テイクアウト)できるランチを売っています。 (下午茶=アフタヌーンティーの文化) 香港は学校が終わるのがたいてい3:00~3:30ごろ。 大人も子供も、遅い夕食に具えてこのあたりから下午茶と呼ばれる夕方食べる軽い食事の時間を持ちます。 香港内の各ホテルでも、この時間帯におしゃれな英国式アフタヌーンティーを用意しています。 家庭では、おやつというにはやや重い「パンとコーヒー」「ラーメン」「うどんのような麺類」「鶏手羽先のからあげ」などのボリュームのあるスナックタイムを持ちます。 ちなみに、日本から輸入されたスナック菓子も大人気。 ローカルスーパーでも日本の代表的なメーカーのスナック菓子が所狭しと並んでいます。 (1日で一番豪華な夕食) 家庭の主婦も仕事を終えた主婦も、夕方、街市へ出かけその日の夕食の食材を調達します。 中国広東省や香港人の食卓には必ずスープが欠かせないといいます。 このスープ、老火湯といわれ、香港人の美容や健康の秘訣ともいえるものです。 スープを何にするかはその日の天気や自分や家族の体調をみて決めます。 時には漢方食材や乾物なども使って効能が溶け出したスープで体調を整えます。 中国料理のイメージに反して老火湯の味付けは塩のみのことが多く、とてもあっさりしているのが特徴です。 それに白いご飯、蒸したり揚げたりの魚料理一品、野菜や漬物を入れて炒めたり蒸したりする肉料理一品または卵料理、さらに別に野菜料理をもう一品。 アルコールと、というよりはたっぷりのお茶とともにテーブルいっぱいに並ぶこの豪華な夕食を夜9時ごろから食べ始めます。 漢方薬は煮出して飲むことでその効能を十分に引き出すのが特徴。 ゆえに食材を煮込んでそのエキスをすっかり取り込むことのできるスープはとても効率の良い薬膳です。 このスープを欠かさない食文化は是非見習いたいもののひとつです。
by touhoubijin
| 2005-12-09 16:55
| 養生法
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