「葛根湯」は風邪に効く漢方薬として日本ではとても有名ですが
風邪は風邪でも「悪寒があり、ぞくぞくする風邪の初期に肩こりや頭痛を伴うとき」 に最も適している方剤です。 葛根は、葛の根を乾燥したもので、 肌の表面にとりついた風邪を汗をだして追い出す力や 頭、背部ががちがちに凝ってつらいときの上半身の痛みに良く効きます。 その他の作用として、下痢をとめたり、血糖を下げる働き、血圧を下げる働き もあることが証明されています。 香港では生の葛、「粉葛」が普通に野菜売り場に売られており 人々はよくスープにしてその効能を取り入れています。 本当に”根っこ”という感じで繊維質が多く、皮が固くて切りにくいのですが 皮をそぎ落とした後、さいの目に切って4人分なら1.5ℓほどの水で 豚肉などとともに約2時間ふたをして煮込みます。 風邪のときならここに生姜のスライスや白ねぎを加えると (それぞれも食材でありながら生薬) より風邪を追い出す力が強まります。 この粉葛はスープで2時間煮ても繊維質ばかりで食べられないので取り除き エキスの入ったスープだけを使ってください。
by touhoubijin
| 2006-10-08 07:59
| 漢方薬
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