人気ブログランキング | 話題のタグを見る

心に効く苦味

新年度始まってしばらく経つと、緊張や疲労が溜まってやってくる「五月病」。
皆様は大丈夫ですか?

「心」(=しん)は東洋医学では
①血液を全身に運行させる
②精神活動、意識、思考を統括する

臓器として、五臓の中でも一番のボスとしての地位を占めて
臓腑の機能活動を主宰しています。

鏡で自分やお子さんの舌を見てみてください。
他の部分より舌の先(先端)が赤い場合、
「心に火がある」状態です。

これがある場合、夜中なんども起きたり夢をよく見るなどの睡眠障害や
怒りっぽい、いつも心配事が多く胸がざわざわするなど気分が落ち着きません。
血液循環に障害があると、動悸や息切れ、不整脈などとなって現れます。

「心」によい食材といえば、五行学説の理論から「苦味のある食べ物」です。

セロリや緑茶、きゅうりやパセリ、三つ葉、ピーマン、など
それ自体に自然な苦味のあるものは適量採ると「心」の働きを助けます。

日本からのとても貴重なふきをいただいたので、ごま煮にしてみました。
さわやかな苦味がまさにこころに効きました。

心に効く苦味_e0091983_10222994.jpg

by touhoubijin | 2007-05-09 10:23 | 薬膳料理


<< 美肌ドリンク 精力を保つ要の臓とは >>