カテゴリ:養生法( 13 )

黒 続きます

今日はご存知、黒砂糖です。

胃腸虚弱体質やおなかが冷えて痛むときなど
胃腸の調子をアップしてからだの冷えを取ります。

また、血をさらさらにして瘀血を溶かすという効果もあります。

冷え性で、血の巡りの悪い人は白砂糖がわりに
使ってみてください。
特に冬は白砂糖→黒砂糖を定番に。

こっくり味の煮物やいつものミルクティーに加えるとコクが出ますよ。
和のスイーツには写真のように黒蜜にしてどうぞ。
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by touhoubijin | 2007-12-20 17:44 | 養生法

冬に向けての過ごし方

皆様、寒くなってきましたがお元気でいらっしゃいますか?

香港もお昼時の日向は暖かいものの、朝晩涼しく
日中でも日陰の風はとてもひんやりしてきました。
だんだんと自然界も陽から陰の占める割合が変化してきていますね。

さて冬の寒さに負けず冬を元気に乗り切るコツは
「身体を温める(冷やさない)」
「良く眠る」
「補腎(ほじん)作用のある食べ物を採る」
の3点がポイントです。

①冬の主な気は「寒」ですので、身体に入ってきて冷やすという邪が
 取りつき易く、まずは外から内から身体を温めましょう。

②次に、人間は自然界の法則に逆らって生きてはいけないとの教えがあり
 自然界の陰陽のバランスに従い、身体を休ませる=良く眠るということ。
 植物は葉を落とし、動物も冬眠するのはこの法則にのっとっているからなんですね。

③身体を休ませるため、五臓六腑から運ばれてきた
 生きるために必要なエネルギーが腎に貯蔵されるため
 腎の働きが活発になることと、
 「寒邪」は腎を傷つけやすいということから
 この冬の季節は腎をいたわるような食べ物を多く採ることが最も大切です。

五臓六腑、どの機能がかけても人は健康ではいられないので
どれが一番ということではないのですが、個人的に、私
腎にとても興味を持っています。

水分代謝だけでなく、人の老化や免疫力、生殖能力、脱髪や白髪までをも
司るこの「腎」をどこまで知り尽くせるかが私の今のテーマでもあり目標です。

アンチエイジングやアレルギーの特効薬がない、今の世の中のお役に
この「腎」が一役買ってくれるのではないかと心底期待しています。
まだまだ知り尽くしたとはいえませんが、私の補腎生活を
これから冬の間、皆様にご紹介していきますね。

ぼつぼつの更新でほんとに申し訳ありませんが
是非お付き合いください。
そして皆様もどうぞお元気でこの冬を乗り切ってくださいね。
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by touhoubijin | 2007-11-20 11:10 | 養生法

生理中の過ごし方

中医婦人科の中で、生理痛は立派な病気として、
痛みを緩和する処方がたくさん(体質別)あります。

生理中の過ごし方に気をつけて痛みの原因となるものを排除しましょう。
毎回大変な思いをされる方は以下のことを気をつけてみてください。

1、よく眠る。
  血は深夜12時以降起きていることによりさらに消耗されます。
  それ以前に眠っていることが大事。

2、身体を決して!冷やさない。
  生もの、冷たいものを生理中に採ると、経脈の血行を悪くさせ
  滞らせる。これが生理痛の元になります。

3、辛いもの、脂っこいもの、揚げ物、コーヒーを控える。
  すべて身体に余分な熱を持たせて乾燥させます。
  これがさらに血を消耗し、さらに身体にたまった余分な熱が溜まり
  痛みを引き起こす元になります。

4、清潔な湯船にゆっくり漬かって、服装は下半身は上半身より1枚多く。
  とにかく温まって血行を良くし、普段より一枚多く下着をつける。(下半身)
  お気に入りのバスエッセンスやボディソープの香りでリラックスしてください。

生理の血の色が暗い紅で塊が出る場合は瘀血があるとされます。
ほとんど出血がないまま生理が終わってしまうのは血虚、
だらだらと出血が続くのは気虚で血を身体にとどめる力が弱っている時など
身体の体質を判断するのに生理の状態はとても大きな手がかりになります。

女性が中医師の診察を受けるときには必ず生理の状態を詳しく説明してください。
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by touhoubijin | 2007-04-09 20:34 | 養生法

五味と健康の関係

五味という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
酸味、苦味、甘味、辛味、鹹(しおから)味を指します。

中医学には古来から伝わる世界観をもとにして体系だてられた基礎理論があり
そのうちのひとつに陰陽五行説というものがあります。

五味五色 を基本として“健康を維持するために食べる”という「補養補薬」の考え方が深く浸透しています。
そこで今日は五味についてご紹介します。

それぞれ五臓と関係があり、
肝ー酸味(梅・酢・ヨーグルトなど)
心ー苦味(緑茶・苦瓜・ピーマンなど)
脾ー甘味(米・にんじん・なつめなど砂糖に頼らない自然な甘味を指す)
肺ー辛味(ねぎ・しょうが・わさびなど)
腎ー鹹味(貝類・昆布・わかめなど塩に頼らない自然な塩辛さを指す)
となっており、五味それぞれは関係する臓器に影響があります。

例えば適量の酸味は肝の働きをよくしてその臓器を助けることができますが
過剰に取りすぎると逆に肝を悪くしてしまうというようなものです。
特に砂糖による糖分の採り過ぎは「脾」を、
塩による塩辛いものの採り過ぎは「腎」を一気に弱めてしまいます。

では適量とはどのぐらいのことなのか?
西洋医学や西洋栄養学のように何グラム何カロリー以内という観念がなく
中医学的には食事の量や五味に関して、また労働や安逸(ゆっくりすること)
思慮もすべて「腹八分目」がよいとされています。
食べすぎ飲みすぎ、働きすぎや運動不足
気にもんで考えすぎることなど全て
なんでもほどほどがよいということです。

食べ物は偏ってそればかり採るのではなく、毎日まんべんなくを少量というセオリーには西も東もないのですね。
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by touhoubijin | 2007-02-10 07:28 | 養生法

女性にとって大切なもの

女性の生理機能として、月経、妊娠、出産、哺乳があげられますが
すべて体の大切な「血」を消耗します。

陰陽学説では「気=陽」「血=陰」に分類されます。
陰と陽は体の中でいつも勢力争いをしていて
どちらかか少なくなると、もう片方がここぞとばかりにその勢いを増します。

血=陰が不足するということは体内に陽の勢力が盛んになるため
女性は生理上、どうしてもイライラしやすくなったり
情緒不安定になりやすいのです。

しかも、「血」は全身を潤したり、栄養を運んだりするものですから
これが不足すると髪がパサついたり、顔にツヤや潤いがなくなってしまいます。

”赤いものと黒いものは血になるもの”とされています。
なつめ、くこのみ、トマト、レーズン、黒きくらげ、黒豆、ひじき、黒ゴマなど
「赤」や「黒」の食材を常に食卓に並べてみましょう。

レバーや小松菜、ほうれん草など定番 補血食材もお忘れなく!
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by touhoubijin | 2007-01-25 10:36 | 養生法

クレオパトラの気分でローズ風呂

攻塊花を中国茶店で買ったものの、一度や二度使ったきり
長い間残ってしまっているようなことはありませんか?

そんなときはぜひお風呂に入れてローズ風呂を楽しんでみてください。

ばらのつぼみのドライは生薬としても使われていて、効能は
気をめぐらせて鬱を治す、瘀血をちらす、などがあります。
ストレスが続くと気が滞って両脇が痛くなったり
生理前後の不快症状(PMS)によくある乳房脹痛がひどくなったりします。

これらの症状を改善するため香港では実際に中医師が患者に
このローズ風呂を勧めています。

賞味期限が心配な攻塊花があったら、お茶パックにいれて
優雅なバスタイムでストレスを解消してみては?
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by touhoubijin | 2006-12-13 16:13 | 養生法

ご飯食べた?

人の生命活動のエネルギー「気」には2種類あります。

生まれたときに親からもらったものを「先天の気」
その後、飲食物の栄養から作られたものを「後天の気」といいます。

先天の気は人によってその量がきまっていて、
それを後天の気で補いながら生命活動を維持しています。

どんなにたくさん先天の気があったとしても体を省みない不摂生が続くと
どんどん消耗され早く老化が進みますし、たとえ先天の気が少なくても
その後の食生活と養生によっていくらでも補えることができます。

中医学書の古典にも「人は穀から気を受け入れる」とあり
「故穀不入半日則気衰、一日則気少」
(=半日穀を食べないと気が衰え、一日なら気が少なくなる)とあります。

香港の人々は3度の食事をとても大切に考えています。
普段のあいさつにも良く「ご飯食べた?」と聞くのも
このような考えが根付いているからなんですね。
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by touhoubijin | 2006-11-03 21:09 | 養生法

耳つぼ療法

耳にも足の裏と同じく反射区があることが
耳ツボダイエットなどでよく知られるようになりました。

耳は経絡を通して五臓六腑、四肢百骸と密接に関係することがわかっています。
体の不快症状のある臓腑と相関する部位の区域区分を
耳ツボ専用のペン式の器具(先に小さく丸い突起の付いた細い棒)
でキュッキュッと刺激します。
もしくは耳ツボ刺激用の専用シールを耳に貼ります。

香港では中医師に漢方薬を処方してもらうのみならず
頭痛や肩の凝り、胃の痛みなどすぐ痛みを止めたいときに
診察のついでに、的確な耳のツボに刺激を与えてもらえます。
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耳ツボ反射区の勉強用の模型。
大きさは一番長い部分で11センチほどあります。
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by touhoubijin | 2006-09-19 21:08 | 養生法

手軽な街の漢方ドリンク屋

香港の街のあちこちに見かける涼茶舗。

夏の暑い時期、体の不調がある時、
人々は気軽に立ち寄りお椀に入った黒々した飲み物を口にします。

涼茶とは、冷たいドリンクではなく漢方薬を煎じた飲み物のこと。
特に「体の余分な熱を冷ます」効能があるために涼茶といわれます。

香港地元の人いわく、
のどの痛いときには24種類の生薬を煮出した廿四茶、
くしゃみや咳の出始めには感冒茶を選ぶそう。

小さい店構えながらも、家賃の高い香港でこのような涼茶屋が
たくさん軒を連ね、お店を続けていけるということ自体、素晴らしい!
香港の人々から日常的に利用され親しまれているからなんですね。


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by touhoubijin | 2006-08-31 20:05 | 養生法

早寝早起きのすすめ

中医学に陰陽学説というものがあります。

陰は静なもの、内にあるもの、降下するもの、冷たいもの、暗いものを指し
陽は激しく動くもの、外に向かうもの、温かいもの、明るいものを指します。

例えば、夜は陰、昼は陽。
昼夜のみでなく一日を陰と陽に分けると

朝6時からお昼12時までは     陽中の陽
お昼12時から夕方6じまでは    陽中の陰
夕方6時から夜中の12時までは  陰中の陰
夜中12時から朝6時までは     陰中の陽

陽は人体が活動するにふさわしい時
陰は人体が活動を休めるのにふさわしい時という陰陽学説に基づくと
朝、日の出とともに起きて陽の間に活動し、
日の入りとともに内で休むのが最も
体にとって負担のない生活といえます。
ですが現代人が午後6時にきっぱり活動(=仕事)を終えられないのも事実。

中医学では「気」や「血」は寝ている間に養われるとされています。
だるい、やる気がでない「気虚」や、
血が不足している「血虚」にとって
睡眠不足はますます症状を悪化させます。
たとえ8時間寝ていても、明け方寝て、お昼ごろ起きるというのも
陰陽学説が説く自然の法則に反しています。

今日から体のリズムのために12時には寝ることを目標にしてみませんか。
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by touhoubijin | 2006-07-25 22:53 | 養生法