カテゴリ:薬膳茶( 8 )

美肌ドリンク


香港の薬膳茶から、今日は杏仁茶をご紹介します。
固まっていない杏仁豆腐のような味で、
デザート感覚で飲めるおいしいお茶です。

杏仁はアンズの種の核にある胚乳で、これはれっきとした漢方生薬です。
のどの炎症や咳止めに用いられるほか、肺や皮膚をうるおす効果が高いことから美肌の生薬としても有名です。

南杏と北杏があり、南杏は粒が大きく甘みがあり、
北杏は苦味と毒性はあるが薬効も高く、
南杏:北杏=6:1の割合で混ぜて使います。
北杏の毒とは銀杏が持つ毒と同じ「青酸」で、
この毒はしっかり熱を加えると消えます。
銀杏も北杏も、多量に採らない、必ず火を通すということが大切です。

日本では杏仁の実を粉にした杏仁霜が手に入りやすいので
こちらを使ったレシピです。

<材料>杏仁茶(湯のみ一杯分)
杏仁霜 大さじ1~1と2分の1
熱湯 150cc
クコの実 一粒


<作り方>
杏仁霜を湯飲みにいれ、熱湯をそそぎ静かにかき混ぜて溶かす。
クコの実を一粒浮かべる。

注)杏仁霜にはふつう糖分も混ぜられていることが多いのですが、好みで氷砂糖やグラニュー糖を足してください。

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by touhoubijin | 2007-05-25 10:20 | 薬膳茶

中国人歌手の定番茶

今日は胖大海(バンタイカイ)という生薬をご紹介します。

アオギリ科 胖大海樹の種子で、水につけると外殻がやぶれて
中身が大きく海綿状に膨らむのでこの名前があります。

化痰薬のひとつで性質が寒性なので、咳に黄色い痰がからむ熱性の風邪ときや
肺に熱があるときの声枯れ、声が出ないなどに良く効きます。

中国では声を良くする生薬とされているので歌手などのどを使う仕事の人
がよくこれをお茶にして飲むそうです。
生薬臭さも無く飲みやすい味なので、のどがやられるこの季節の
定番茶にしてみてはいかがでしょうか。

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胖大海 お湯につける前の状態
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                                   お湯につけるとこんな感じ

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                    胖大海は取り出してお茶だけ飲みましょう
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by touhoubijin | 2006-12-07 14:22 | 薬膳茶

いい香りでリラックス: 三花茶

美しい三つのお花が体と心を癒します。(すべてドライになったもの)

バラのつぼみ・・・肝のイライラを和らげ、女性の生理を整えます。
           瘀血を溶かしj、クマやくすみをとります。

ジャスミン(茉莉)・・・  緊張を緩和し、精神を安定させる。不眠の改善にも。

白菊の花・・・余分な熱を冷まし解毒効果も高い。目の疲れや風邪予防にも。
        (暑がりの人向け。体が冷える人はこれをクコの実に変えてください)

すべてをお茶パックなどにいれ熱湯を注いで5分ほど待ちます。
香りのよいリラックス茶のできあがり!
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by touhoubijin | 2006-07-14 17:55 | 薬膳茶

体調にあわせた薬膳茶

いろんなお茶や、糖水になる材料をいつもストックしています。

風邪のひき始めでぞくぞくするとき・・・くず湯に黒砂糖+生姜汁をいれる
のどの痛いとき・・・ハニー大根、ハニーレモン、梨と白きくらげの糖水
目の疲れ、口内炎・・・菊花茶、ミントティー
湿気が多く、むくむとき・・・はと麦茶、コーン茶(韓国食材店で売っています)
生理の後・・・なつめと竜眼肉の糖水
体が冷えるとき・・・シナモンミルクティー、ほうじ茶、生姜湯
イライラ、鬱っぽい・・・ローズ茶(バラのつぼみを浮かべる)、ジャスミンティー
食べ過ぎの後・・・烏龍茶、サンザシ茶、カルダモン入りチャイ    
                                        などなど

自分やご家族の体調に合わせていろいろ試してみてください。
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by touhoubijin | 2006-02-27 22:11 | 薬膳茶

のどの痛みに、さわやかなこのお茶を: ミント

いろんなハーブの中でもミントは育てやすく、おうちで栽培されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ベランダの少ない香港の住宅事情でも、日の当たる窓際なら鉢植えでよく育ちます。

ミントは生薬では「薄荷」という名前で、体の中の熱を冷ます働きがあります。
「薄荷」は風邪をひいて熱がある、のどが痛い、頭が痛い、目が赤いなどの症状を改善する処方によく用いられます。

また、現代に切り離せないストレスは、中医学でいう「気滞」(=気の流れがとどこおる)をさしますが、
気のめぐりが悪くなると自律神経のコントロールがうまくいかず精神的にイライラしたり不安定になります。
「クコ入りレモンティー」でもお伝えした「肝」の機能の失調によるもので、
こんなときのリラックス茶にクコの実同様、ミントティーは最適。

風邪でのどが痛いとき、ストレスを感じたときには、香りがよく、飲むとスッとする
ミントティーで体と心を癒してみてください。
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by touhoubijin | 2006-02-15 14:16 | 薬膳茶

目の疲れとイライラに: クコの実

パソコンで目の使いすぎのせいか充血がある。
なんとなくすぐイライラしてしまう。
時々ぴりぴりっと頭痛もある。
そんなときがありませんか?
これはすべて「肝」機能の低下が原因です。

肝脈は足の親指からはじまり、上行し小腹をとおり肝に属し胆につながり、
横隔膜を貫いて胸脇に分布、さらに上行して目系につながり頭頂に至ります。
したがって、頭痛、目の不調、胸わき腹痛などは肝の機能と密接な関係をもっています。
また、肝は気持ちの「情緒」と深い関係にあり、肝の「気」がうっ血すると怒りっぽくなったりいらいらしたりします。
怒りっぽい人は肝を悪くする、肝が悪いと怒りっぽくなると言われています。

そこでクコの実入りレモンティー。
クコの実は最近日本でもよくつかわれるようになってきましたが、
これは「肝」と「腎」を補う力や、視力減退など目によい作用をもつ生薬です。
これと、気の滞りを解消する香りの強い柑橘系(レモンやオレンジなど)を加えた
お茶で、目のしょぼしょぼ、いらいら、頭のピリピリを解消しませんか?

クコの実は形もかわいく色もきれいで、味もうっすらほの甘く、
中国茶に浮かべたり、おこわに混ぜたり、スープや杏仁豆腐にぱらぱらと散らしたりと手軽に使ってみてください。
あっという間に、見た目にもかわいい「肝」によい薬膳のできあがり!
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by touhoubijin | 2006-01-25 12:32 | 薬膳茶

輝く瞳をつくるお茶: 菊花

飲茶に行ったときどんなお茶を注文しますか?
近頃、パソコンのやりすぎで目が疲れる、目の充血、かすみ目などが気になる人は「菊花(ゴッファー)」を頼んでみてください。

白い小菊の花を乾燥させたものがポットいっぱいに入っています。そこにお湯だけ入れたハーブティーで、色は淡いグリーン、やや苦味があるもののすっきりしたのどごしのお茶です。

中医学では目は「肝」に深いかかわりがあるとされています。肝炎のとき白目が黄色く変わったりするように、肝の異変は目に現れるとされています。
白菊花は肝の働きが過剰になるのを抑え、目赤、目の痛み、頭痛、めまいなどに良く効く生薬です。
黄菊花は、初期の風邪の発熱や頭痛にも効果があります。

菊だけのお茶がはどうも・・・という場合は、菊花とポーレイ茶のミックス「菊普(ゴッポウ)」や、菊花と壽眉の「菊壽(ゴッサウ)」なども注文できます。菊の花のお茶で目の疲れをほぐしてみてください。
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by touhoubijin | 2005-11-26 19:34 | 薬膳茶

ローズティー: バラのつぼみ

エディブルフラワーにもいろいろありますが、この姿もかわいいバラのつぼみ、
攻塊花(マイカイカ)という名の生薬の一種です。

気の流れを良くする働き、瘀血を溶かす働きがあります。
(注:この作用が強いので、妊婦さんは摂取を控えてください)

中国製の攻塊花は色が濃いピンクをしていて形は小さく、先が固くつぼんでいますが、フランス製の攻塊花は色が淡いピンクでつぼみの大きさが中国製よりも大きく、やや開いているのが特徴です。

なんだか気分が落ち込むときや生理前のイライラ、生理不順などにいいとされています。
そんなときのひと息に、バラのつぼみを浮かべたローズティーはいかが?
ほんもののバラの香りに心が癒されます。



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                  写真の攻塊花はフランス製
                  香港の漢方食材を売るお店でも買えます。
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by touhoubijin | 2005-11-01 20:11 | 薬膳茶