カテゴリ:薬膳料理( 14 )

冬は黒・黒・黒・・・

冬に腎を補うという鉄則は既にお話しました。
では腎を補うための食生活はどんなものがあるのでしょう?

いろいろありますが一番憶えやすいのが「黒」い食べ物。
黒いものは腎に入るとされているので、この時期黒いものを
しょっちゅう食卓へ取り入れましょう!

さて、香港では黒いもち米が普通のスーパーで簡単に手に入ります。
白米と一緒に炊いた黒米おこわを作ってみました。

黒もち米は紫米や紫黒米とも言われ、身体を温めるほか
健脾(お腹の調子を整える)
補肝(肝臓の働きを助ける)
明目(赤目や視力低下など目のトラブルを解消する)
活血(血をさらさらにする)など

様々な効能があるので、病中病後や妊婦さんなど
体力増強や滋養強壮のために黒もち米は適切な食材とされています。

腎に入るということは腰痛や膝痛、また白髪や脱髪が気になるときも効果的!
冬は黒いものをたくさん食べましょう。

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by touhoubijin | 2007-12-11 20:26 | 薬膳料理

ドライプルーンの赤ワイン煮

今日はドライプルーンの赤ワイン煮をご紹介します!

女性で、30歳を過ぎていて、出産経験がある人はたいてい
貧血の自覚症状がなくても「血虚」ぎみの方が多いです。

プルーンは鉄分がたっぷり含まれていて「血」不足の女性には最適。
さらに赤ワインは身体を温めて冷えを取り、血の巡りを良くします。
プルーンのほかになつめやレーズンでもOK。
そういえば赤いものや黒いものは血を増やす食材でした。

飲み残しの赤ワインで十分ですので、ドライプルーンとお砂糖を適量入れて
火にかけ、ワインが少なくなりとろみがつくまで煮込みます。

そのまま食べても、紅茶に入れても、刻んでヨーグルトに入れても良く合います。
プルーンはタネをくりぬいてあるので中が空洞になっていますが
その部分にクリームチーズをパンパンにつめスライスして出すと
ちょっとしたオードブルになりますよ。
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by touhoubijin | 2007-07-18 14:19 | 薬膳料理

老廃物排出サラダ

普段は野菜を生では食べないようにしていますが
この季節は別。

暑さと湿気が身体に残り、老廃物がたまってるなーと
感じるときにはこんなサラダを食べます。

わかめや大根、貝割れ、きゅうり、きゃべつ、生の白菜など
身体の余分な水分や脂分、塩分をからめとって一緒に排出してくれる
野菜をたっぷり刻んでまぜるだけ。
これらの野菜の排出効果は生で食べる方が強力なのです。

レモンをよく洗って皮をすりおろしたものと、松の実を加えるのがポイント!
お好みのドレッシングをかけてどうぞ。

松の実は肺や気管をうるおし、食欲増進や、よいお通じをうながします。
内臓の働きを活発にし、髪の毛の若さを保つことなどから
不老長寿の吉祥木ともいわれ老化防止に効果があります。
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トースターで焦げないよう軽く炒ってからトッピングしてください。
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by touhoubijin | 2007-07-06 09:44 | 薬膳料理

くらげじゃないよ、きのこだよ。

血管を若くして血液循環を良くする薬膳食材をご紹介します。
黒きくらげ、白きくらげです。
 
黒きくらげは日本でも中華の炒め物などに使われますが、
中国では血液をサラサラに浄化する働きがあることから
e0091983_2126149.jpg日本では考えられないぐらいよく食べられます。
(黒きくらげだけを使った炒め物もあります)

その他浄血作用もあり、血管の若さを保つ効果が
血液循環の改善に役立ちます。
 


白きくらげはあまり日本ではあまり知られていないかもしれませんが
昔から中国では美肌効果のある漢方食材として有名で肌のきれいな香港女性は定期的に白きくらげの入ったスープを飲んでいます。e0091983_21315812.jpg
驚くべきことに、白きくらげのコラーゲン含有量はツバメの巣に匹敵するそう!

白きくらげには新陳代謝を促し、血をきれいにする、便秘やむくみに効くという
女性には嬉しいことづくめ!

血管を若々しく保ち、美肌にもよいこの食材。
今後お見知りおきを!!
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by touhoubijin | 2007-06-18 21:26 | 薬膳料理

心に効く苦味

新年度始まってしばらく経つと、緊張や疲労が溜まってやってくる「五月病」。
皆様は大丈夫ですか?

「心」(=しん)は東洋医学では
①血液を全身に運行させる
②精神活動、意識、思考を統括する

臓器として、五臓の中でも一番のボスとしての地位を占めて
臓腑の機能活動を主宰しています。

鏡で自分やお子さんの舌を見てみてください。
他の部分より舌の先(先端)が赤い場合、
「心に火がある」状態です。

これがある場合、夜中なんども起きたり夢をよく見るなどの睡眠障害や
怒りっぽい、いつも心配事が多く胸がざわざわするなど気分が落ち着きません。
血液循環に障害があると、動悸や息切れ、不整脈などとなって現れます。

「心」によい食材といえば、五行学説の理論から「苦味のある食べ物」です。

セロリや緑茶、きゅうりやパセリ、三つ葉、ピーマン、など
それ自体に自然な苦味のあるものは適量採ると「心」の働きを助けます。

日本からのとても貴重なふきをいただいたので、ごま煮にしてみました。
さわやかな苦味がまさにこころに効きました。

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by touhoubijin | 2007-05-09 10:23 | 薬膳料理

湿気の季節向けのお汁粉 緑豆沙

以前、湿気の季節向けのお汁粉として紅豆沙をご紹介しましたが
豆類全般は利尿作用効果に優れ、水分代謝を促進するので、
むくみやすい人は積極的に摂りたい食材の代表格です。

そこで今日はパート2として、香港でよく食べられる
緑豆のお汁粉のレシピをご紹介します。
かなり余談ですが、緑豆沙はジャッキー・チェンの好物だそう。

このお汁粉、甘いデザートなのに、なんと昆布が入るのが定番なのです。
「えっ!」という組み合わせですが、食べてみるとあまり違和感ありませんよ。
そういえば、日本でもぜんざいの傍に塩昆布がよく添えてありますね。

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▼ 緑豆のお汁粉(4人分)
<材料>
緑豆  100グラム
昆布  5センチ角のもの
氷砂糖 適量

<作り方>
1)緑豆は洗って鍋に入れ、昆布を千切りにしたものと、かぶるぐらいの水とともに柔らかくなるまで煮る。途中、水が少なくなったら足す。
2)氷砂糖を適量加え、好みの甘さに仕上げる。
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by touhoubijin | 2007-04-02 00:06 | 薬膳料理

我が家の常備菜 その2

薬膳では「黒い食材は腎に入る」とされています。
昆布も「腎」によい食材として薬膳でたびたび登場します。

昆布に含まれるフコイダンという成分は、白血球を活性化して
免疫力をアップさせる働きがあることと、利尿作用があること
カルシウムが豊富で骨を作るという効能などを見ても
「腎」が免疫、水分代謝を司り、腎が弱いと骨がもろくなるという
中医学の教えにぴったりと当てはまります。

市販の昆布の佃煮は手軽ですが塩分が多いので、
以前お話した「塩辛=取りすぎると腎を弱める」との鉄則から
塩気をマイルドにした煮物を常備菜にしてみてはいかがでしょうか。
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             味出しに豚肉と一緒に煮るとコクが出ます
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by touhoubijin | 2007-03-20 22:46 | 薬膳料理

湿気の季節向けのお汁粉 紅豆沙

1年で一番寒くなるといわれる旧正月シーズンにも関わらず
香港は連日20度前後の暖かい日が続いています。
それに伴って、湿度が毎日90%前後もある!!

こんな天気が続いたら、紅豆沙を作ってみましょう。

あずきは赤小豆(せきしょうず)という名の生薬で
余分な身体の湿を取って、むくみを解消したり
解毒作用もあるので膿をもったおできができる時などによい食べ物です。

湿が身体に入ると一番先に「脾」=胃腸の働きを悪くさせます。
そこで紅豆沙に「陳皮」という生薬を入れるのが定番になっています。

陳皮はみかんの皮を乾燥させたもので、身体の余分な水分を取り
お腹の調子を整え、気をめぐらせる作用があります。
ほのかな甘味のお汁粉に、柑橘系の風味が加わるので
さっぱりと食べられます。

赤小豆と陳皮の相乗効果で、この季節が体に及ぼす負担を解消しましょう。
今日はゆり根を浮かべて安眠効果も期待します。
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             小豆は洗って水につけておく。陳皮、ゆり根も水で戻す。
             たっぷりの水に小豆と陳皮を入れ、はじめ強火で沸騰したら
             弱火にして豆が柔らかくなるまで煮る。
             好みの甘さに氷砂糖を加え塩を一つまみ加える。
             別ゆでしたゆり根を浮かべる。
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by touhoubijin | 2007-02-21 20:19 | 薬膳料理

料理の彩りだけではない五色

前回に引き続き、今日は五行学説の五色についてご紹介します。

西洋栄養学でも、赤・黄色・緑・白・黒の全ての彩りが
献立に入るようにするだけで栄養的に過不足がないという教えがありますが、
中医学における陰陽五行説でも、健康を維持する食養生において
五味五色を基本としています。

甘、辛、塩辛い、酸っぱい、苦い、の「五味」を中心に味を考え、
盛り付けには、赤、緑(=青)、黄、白、黒の「五色」がすべて入るよう彩りに気を配ると、
五臓全体にバランスよく活力を与えることができるとしています。

見た目が美しいだけでなく、栄養面から見ても過不足のない
理想的な献立になることは言うまでもありません。
以下に代表的な食材をあげておきます。
 
赤…唐辛子、クコの実、いちご、トマト、梅干
緑…ネギ、きゅうり、青菜、ぎんなん 、苦瓜、緑茶
黄…卵、大豆、いも類、バナナ、とうもろこし、ゆず
白…大根、モヤシ、白ゴマ、松の実 、ねぎ、にんにく、たまねぎ
黒…のり、しいたけ、黒きくらげ、黒ゴマ、黒豆、昆布、わかめ   など
       
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by touhoubijin | 2007-02-14 10:18 | 薬膳料理

我が家の常備菜 その1

まめはお腹の調子を整えたりむくみを取る効果がありますが
ほとんど種類がその性質は「平」か「涼」です。
(黒豆でさえ「平性」)

その中でもめずらしく、身体を温めることのできる豆、それが
「白いんげんまめ」です。

人間の生命活動のエネルギー「元気」を司っているのが「腎」。
腎には腎陰と腎陽があり、体内を温かく保つ力を保有するのが腎陽ですが
この豆は温補腎陽の効果があり腎を温めて陽を助ける作用があります。

腎虚で腰痛が気になるような方は
ほのかな優しい甘さに煮て、常備菜にしてはいかがでしょうか。
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by touhoubijin | 2006-05-25 14:02 | 薬膳料理