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輝く瞳をつくるお茶: 菊花

飲茶に行ったときどんなお茶を注文しますか?
近頃、パソコンのやりすぎで目が疲れる、目の充血、かすみ目などが気になる人は「菊花(ゴッファー)」を頼んでみてください。

白い小菊の花を乾燥させたものがポットいっぱいに入っています。そこにお湯だけ入れたハーブティーで、色は淡いグリーン、やや苦味があるもののすっきりしたのどごしのお茶です。

中医学では目は「肝」に深いかかわりがあるとされています。肝炎のとき白目が黄色く変わったりするように、肝の異変は目に現れるとされています。
白菊花は肝の働きが過剰になるのを抑え、目赤、目の痛み、頭痛、めまいなどに良く効く生薬です。
黄菊花は、初期の風邪の発熱や頭痛にも効果があります。

菊だけのお茶がはどうも・・・という場合は、菊花とポーレイ茶のミックス「菊普(ゴッポウ)」や、菊花と壽眉の「菊壽(ゴッサウ)」なども注文できます。菊の花のお茶で目の疲れをほぐしてみてください。
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by touhoubijin | 2005-11-26 19:34 | 薬膳茶

不老長寿の美肌のデザート: くるみ

香港も寒くなってきました。
前回、補腎の話が出ましたので今回も「腎」について少々。

腎とは西洋医学で言う腎臓などの泌尿器科の他、人間の成長・発育・生殖を司る生命エネルギーを担っていると考えられています。

寒さは腎の働きを衰えさせます。したがって冬の季節は腎を補うように養生するとの教えがあります。

そこでこのくるみ汁粉。
香港では「合桃露」という名前で、糖朝や薬膳スイーツやさんで食べられます。

くるみは「胡桃肉」という生薬の一種で腎に大変よいとされるものです。
膝や腰を強くするので腰痛や膝痛によく、血管を丈夫にする、肺を温めるので
冬の咳によいなどの効能があります。

腎の「成長・発育を司る」とは、成人してからこの意味するところはすなわち「老化」。
寒さに弱い腎をいたわり、補うということはすなわち老化防止になるという結論です。

かの清朝の西大后も愛したと言われるこのくるみ汁粉、長寿で美肌の持ち主だったことで有名だそうですよ。
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                               写真は豆腐花の合桃露がけ
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by touhoubijin | 2005-11-16 10:21 | 漢方薬

これで私もツヤ黒髪: 何首烏

出産後、髪のパサつきや白髪が増えたことが気になり、ずっと試してみたいと思っていたのが「何首烏(かしゅう)」という生薬。
何首烏はツルドクダミの塊根を乾燥したもので、肝腎を補い、美しい黒髪を作る生薬として有名です。
このヘアトニックは、行きつけの漢方クリニックで最近見つけたもの。

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成分は、何首烏のほか、
人参(気を補う)
田七(血の巡りを良くする)
当帰(血を補う)
補骨脂(腎を補う)
骨砕補(腎を補う)
桑椹(血や水を生成する)
など。



中医学では「髪は血の余り」といわれています。
血虚(血が不足する)になると、髪はパサつき、肌もつやがなくなりカサカサになります。
血が体内に豊富にめぐっていると、髪も肌もみずみずしくなるという訳です。

そして健やかな髪の生成を司るのが、五臓の中の「腎」。
腎を補うということは、腎の働きを助け強化することによって抜け毛を防ぎ美しい髪をつくるに欠かせません。

髪の地肌に直接スプレーし、指でマッサージしています。
1本使い切る頃には私の髪もつややかになっているでしょうか?
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by touhoubijin | 2005-11-10 18:17 | 漢方薬

駄菓子、だけどお薬: 山楂子

香港で漢方薬を処方してもって薬を買うと、おまけのようにつけてくれるものがあります。
山楂子です。

見た目、昔の駄菓子っぽいキッチュな包み紙のこのおやつ(?)は漢方薬を飲んだ後のお口直しにどうぞ、と添えられます。

健胃作用のある山楂子は、脾を助け胃を健やかにし、消化を促進する作用があるので、その時に飲んだ漢方薬の成分の吸収を良くするため、と言う意味があります。

おやつとして十分食べられる、甘酸っぱくておいしいこの山楂子は丸くて薄いフレーク状になっています。
香港の広東料理のシェフから「揚げワンタンの甘酢ソースがけ」を習ったとき、
そのソースの材料に、これをお湯で溶かしたものが使われていました。

山楂子は脂っこいものによる食滞を解消できる生薬の代表格ですので、油の多い中国料理のソースに使うのは「薬食同源」にかなっていて素晴らしいですね。
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by touhoubijin | 2005-11-08 11:09 | 漢方薬

ローズティー: バラのつぼみ

エディブルフラワーにもいろいろありますが、この姿もかわいいバラのつぼみ、
攻塊花(マイカイカ)という名の生薬の一種です。

気の流れを良くする働き、瘀血を溶かす働きがあります。
(注:この作用が強いので、妊婦さんは摂取を控えてください)

中国製の攻塊花は色が濃いピンクをしていて形は小さく、先が固くつぼんでいますが、フランス製の攻塊花は色が淡いピンクでつぼみの大きさが中国製よりも大きく、やや開いているのが特徴です。

なんだか気分が落ち込むときや生理前のイライラ、生理不順などにいいとされています。
そんなときのひと息に、バラのつぼみを浮かべたローズティーはいかが?
ほんもののバラの香りに心が癒されます。



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                  写真の攻塊花はフランス製
                  香港の漢方食材を売るお店でも買えます。
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by touhoubijin | 2005-11-01 20:11 | 薬膳茶