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沙参玉竹湯

香港の気候は本当に極端です。
今までの連日湿気じめじめとは裏腹に、10月に入ってから
さわやかなお天気が続くのはいいのですが
それはそれは極端に乾燥してきています。
天気予報に赤い炎のようなマークがつくのですが
これは「乾燥警報」のようなもの。

雨が降らない分空気汚染がさらにひどくなり、
アレルギー性の喘息やアトピーなどの皮膚トラブルが
ここ最近ひどくなる人が多いとローカルニュースでやっていました。

さて、香港は広東省のスープ文化を受け継いでいるので
香港のスーパーの野菜売り場にはいろんなボウ湯(コトコト煮込むスープ)
の材料をそろえたスープパックが売られています。

効能別に、「清熱(余分な熱をとる)」とか「袪湿(余分な水分を排出させる)」とか
その季節に合わせた効能を持つ野菜に2種類ほどの生薬を一回分ずつ小分けにされ一緒にパックされています。
それに鶏肉や豚肉などを好みで加え、全ての材料をコトコト2-3時間煮込んで薬効を煮出し、そのスープを食事の時に飲む習慣があります。

そこで今回は乾燥する季節に、「肺」を守る沙参玉竹湯という
スープを作ってみました。

沙参、玉竹は「滋陰潤肺(身体の水分を増やして肺を潤す)」
         「生津養胃(津液を生み、胃の働きを助ける)」の効能があり
乾燥する季節に良く使われる生薬です。

それに白きくらげとにんじん、砂糖漬けのなつめがパックされていたので
さらに肺を潤す「百合(ゆり根を乾燥させたもの)」と「杏仁」を加えてみました。

週に2回はこんなスープで常に肺をいたわりたいものです。

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by touhoubijin | 2007-10-24 15:11 | 薬膳スープ

秋の養生法

香港はまだ昼間は相変わらずの暑さですが、
朝晩の湿気がだいぶ落ち着いて涼しく感じてきました。
日本はいかがでしょうか?

さて、秋になると今まで自然界でも陽が盛んだったのが
徐々に陰に交代していきます。空気が涼しくなるにつれて
乾燥してくるのがこの時期の特徴です。

さて、この乾燥は「燥邪」となり五臓の中でも特に「肺」を犯します。
肺が司るのは、鼻や喉などの呼吸器系の他、
皮膚(うぶ毛や汗腺を含む)も肺と関係があります。

燥邪は身体の水分を消耗させ乾きや乾燥をもたらすので
喉が痛くなったりお肌が乾燥してきたと感じたら肺が燥邪に犯されている証拠。
肺を潤す食べ物をとるように心がけるとひどくならずに済みます。

逆に、辛い食べもの、コーヒーなどは性質が「燥熱」で、身体の水分をより消耗させます。この時期、乾燥が気になったらこれらを控えましょう。

肺を潤す食品

大豆製品(豆腐、豆乳、黒豆)
梨やバナナ、ぶどうなどの果物
ゆり根、白きくらげ、はちみつ
                       など
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by touhoubijin | 2007-10-01 15:47 | 中医学